私が初心者さんにオススメしていること。
それは『初めての着物は、リサイクルショップで買おう!』ということ。
▼おすすめリサイクルショップや中古着物の買い方はこちらでまとめています♪
そこで、重要になってくるのはサイズ!
リサイクルショップの着物や譲ってもらった着物は、自分以外の誰かに合ったサイズで仕立てられています。
自分にピッタリサイズの着物はほぼありせん。
特にネットで購入するとサイズ合わせができないので、いざ着てみると、
やばい、サイズ合わない!!
といった状況になりやすい!
でも、身丈と身幅はある程度サイズが大きくても着られます。サイズ直しも不要✨
今回は、着物が大きいときのレスキュー方法を紹介します。
そんなお悩みをお持ちの方におすすめの内容になってます♪
着物寸法の目安・選び方をおさらい!
着物のサイズは、できる限り自分の寸法に合っている方がいいです。
見た目も、着付けのしやすさも断然違うよ!
これから着物を購入するなら、サイズをしっかりチェックして購入しましょう。
着物の寸法で確認必須なのは3つ!
ネットで購入する場合は、詳細部分に寸法が明記してあることが多いです。
店舗のあるショップでは着物に寸法が書かれているタグがある場合が多い!
それぞれご自身にあった寸法をどうやって確認するかご説明します♪
身丈の許容範囲
身丈はここのこと!
身丈の許容範囲はとっても簡単です。
自分の身長ならすぐ言えますよね。
なるべくこの範囲内の着丈の着物を購入できると着付けが楽!
身幅の許容範囲
『身幅』とタグのサイズ表を探しても書いてないことが多いです。
身幅とは、『後幅+後幅+前幅+衽幅』のことだよ~
▼それぞれこの部分になりますね。
自分に合うサイズを知るには、まずご自身のヒップサイズを測りましょう!
いちばんふくよかな部分にメジャーを合わせます。
次に買いたい着物の前幅と後幅の寸法をチェック!
チェックしたら下記で数値を出す!
後幅+後幅+前幅+15cm
この数値がヒップサイズに近いほど自分に合う身幅の寸法です。
裄の許容範囲
裄とはここの寸法です。
ご自身に合う裄のサイズを測りましょう。こちらもメジャーを用意。
腕を斜め45度に降ろします。
後頭部下の首の付け根に出っ張ってる骨がありますよね。
この首の付け根から肩のサイズを測ります。
次に肩から手首の出っ張っている部分の長さを測ります。
この長さを足します。
身丈・身幅・裄がおすすめしているサイズより大きい場合は、着るときに工夫が必要です!
身丈・身幅のサイズが大きい!お直し不要、中古着物のレスキュー方法
うわ、サイズオーバーしてる着物買っちゃった…
と悲しむことなかれ!
サイズが合わなくても、なんとかなることも!
身丈と身幅が大きい場合は着付けの方法を工夫して着られる場合もありますよ。
身丈、身幅が大きいサイズだった場合の対策を伝授します!
身丈が長い場合│おはしょりで調節!
身丈が長い場合は『おはしょり』で長さを調整します。
ちなみに私は身長153cmです。この着物の身丈は160cm。
身長のプラス7cmになので、許容範囲を超えてます。
コーリンベルトをして、伊達締めをするまでは他の着物の着付け同じです。
身丈が大きいとおはしょりの部分が長くなります・・・
裄も長い…
伊達締め部分に右手を置いて、左手で上前(上の布)だけつかんで上に持ってきます。
持ってきたら、お腹の前で長方形ができますね。ここでおはしょりの長さを調整します。
▼自分から見下ろすとこんな感じ・・・
最後に仮紐で固定します。
おはしょりの長さの目安は人差し指一本分と言われているよ!
おはしょりで身丈を調節することで、下半身もスッキリ✨
身幅が大きい場合│下前の裾を折り返す、脇のタックをとる!痩せた方にもおすすめの方法!
身幅も少々大きくても着られます。
また、ダイエットで痩せた方にもおすすめのリカバリー方となります。
裾あわせをするときに下前を折り返して調節をします。
こちらの着物は私が合う身幅よりも10cm幅広の着物です。
①裾合わせをしていきます。
まず上前の位置を決めます。
上前のこの折り目が右足の親指あたりに来るように固定。この位置はキープ!
そうすると、右手で持った下前がかなり幅に余裕ができますよね。
②次に下前を左に持っていきます。
下前をたるみの無いように左側へ引っ張って左の腰骨に添わせます。
身幅が大きいほど、おしりまで布を持っていけほど布が余るはず!
③その余った下前を腰骨辺りで折り返します。
外にはみ出ないように気持ちおへそに向かって折りこむ感じ。
④位置を固定していた上前を右側に持ってきて重ねます。
最後に腰紐で裾を固定します。
上半身も身幅が広いともたつくので、脇の身矢つ口にあまりの布やシワを入れ込んでいきます。
まずは背中から。背中のシワを脇へもってきて、両親指でぐっと身矢つ口に入れ込みます。
そのままだと肋骨が圧迫されちゃうので、シワも伸ばす~
次は前!脇辺りに布が余っていると思います。
先ほどの身矢つ口に入れた背中の布にかぶせるように後ろにもっていきます。
▼身矢つ口あたりが2重になっています。
上半身を整えたビフォーアフターはこちら!
【前】
【後ろ】
無理やり着ているので、下半身の背中心はかなり右に寄っているのはご愛嬌…(笑)
裄が大きい場合│着付けでは直せない、サイズ直しがおすすめ!
裄は手首のぐりぐりより長い場合はサイズが大きいということになります。
裄だけは着付けの方法では誤魔化せません…
ただ、身丈があってる着物を選ぶと、裄もちょうどよいことが多いです。
裄丈の長い着物を買ったり譲ってもらったりして、だらしなくなるのが嫌な方はお直しに出すのがおすすめです。
サイズ直しの相場は5,000円から15,000円くらい!
▼楽天でもお直しの依頼ができます。
どちらのショップでも裄だけではなく身丈、身幅もサイズ直しできます。
価格も10,000円以下で意外とリーズナブルに自分のサイズにお直しできます♪
お財布に余裕がある方は思い切って直しちゃうのもアリ!
寸法違いの違和感はカジュアル着物なら少々サイズ合わなくても問題なし!
正直、寸法が大きく違う着物を着ると、着姿に違和感は出てしまいます。
身幅が広いと背中心が右にずれちゃうしね…
※本来は背骨の延長線上にあるのが理想です!!
プロの着付師さんや着物を着慣れている人に見られると、「寸法違ってるじゃないー」と思われる可能性もある!
でもそう思われるのは、フォーマルの場面のみ!
プライベートな場面では、サイズが合わないなんて気にしなくて大丈夫ですよ♪
むしろ前の持ち主さんから引き継ぎ、長く大切に着物を着るマインドを評価していただきたい(笑)
着物を着る人が少ない現代では、サイズが大きいことに気づく人って何人いるのかな…?
むしろ「お着物素敵ね!」なんて言われますよ♪
まとめ|うっかりサイズの大きい着物を購入しても諦めなくて良し!
わたしはリサイクルショップで身幅の最適寸法がわからず、着物を買ってしまった経験があります。
また、少し大きいけど、着物自体とてもお気に入りだから欲しいなーって買ったこともあります。
身丈や身幅は大きい場合は、少し着付けの工夫をすれば着ることができます。
ブカブカの着物買っちゃった…これ売るか譲るかしか無いのかな…
と諦める必要はないですよ!
一度今回ご紹介した方法で着てみてくださいね♪
サイズはピッタリのものを着なきゃいけないという固定概念を無くしてもっと気軽に着物を着てみましょう〜😌
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